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肥後虎ブログ

2021.08.30

【神様が味方する習慣】

【神様が味方する習慣】
(尾治・会報しらとり・第17358号)
(文:脇田泰彰)

私が勝手に先生と呼んでいる1人に小林正観さんというなかなか面白いオジサマがおりまして、残念ながら先生は2011年10月12日にお亡くなりになりましたが、先生から学んだ多くの知恵は今の私の日常の中で大いに活き続けています。

私は日本刀という伝統工芸の世界で御用聞きとして活動しています。日本刀や日本伝統工芸に関する事ならどんな無理難題でも対応し、皆さんに喜んでいただくにはどうしたら良いかを常に考えながら活動していたのですが、ある日を境に変化が現れはじめました。お客様方からのあらゆるご相談やご要望に対応しているうちになぜか、工業デザイン、筋トレ、食事、人間関係、仕事、人選、お金、教育、病気、恋愛、引っ越し、名付け、土地選び、部屋選び、進学、転職、お祓いなど、伝統工芸の世界とは関係のない分野のご相談ごとや頼まれごとをいただくようになりました。ご相談をいただく皆さんは、武道家、経営者、OL、主婦、学生、占い師、風水師、神職、僧侶、モデル、デザイナー、医師、教師、アスリート、映像作家、政治家、建築家、不動産屋と実に多種多様です。私の専門は伝統工芸であり、それ以外の分野は素人なのですが、なぜかこのような状況となっています。専門分野外のご相談や頼まれごとをいただいた場合は必ず「私自身、その分野は素人ですので、お役に立てる保証はございません」とお伝えしているのですが、なかなか専門分野外のご相談や頼まれごとが減る気配はありません。おかげさまで、なんとかお役に立てるようにと必死に調べ勉強した結果、浅く広くではありますが知識が増えました。そして様々な方々からお話をお伺いすることで多くの学びがありました。この経験で得た学びや人脈が今の私のエネルギーとなり、今では社会に関わりながら充実した生活をおくることが出来ています。これはきっと無知で無力で人脈もなかった青二才の私を助けてやろうと神様が与えてくれたご縁であろうと考えています。皆様に感謝、神様に感謝です。

小林正観さんの著書の中に以下の一文があります。
「思いを持たず」、よき仲間からの「頼まれごと」をただやって、どんな問題が起こっても、すべてに「ありがとう」と感謝する(受け入れる)こと。「そ・わ・かの法則(掃除・笑い・感謝)」を生活の中で実践することであり、「ありがとう」を口に出して言い、「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句」を言わないこと。すると、神様が味方をしてくれて、すべての問題も出来事も、幸せに感じて「よき仲間に囲まれる」ことになり、「喜ばれる存在」になる。

これこそが、「人生の目的」であり、「幸せの本質」なのです。

文:日本刀デザイナー、
肥後虎チーフディレクター
脇田泰彰
『尾治・会報しらとり・17358号』
コラム

蓮の花

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