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gallery 日本風景(Japanese scenery) <肥後国(熊本)の画像集 > Higo Kuni - Kumamoto Pics 晩白柚(ばんぺいゆ)という肥後国・八代特産の巨大みかん 晩白柚は、ミカン科の果物の一種で、ザボンの一品種。名前は、晩(晩生)・白(果肉が白っぽい)・柚(中国語 で丸い柑橘という意味)に由来。鼻を近づけると、やんわりとした甘酸っぱい香りがする。 果汁は少ないが果肉はサクサクとした歯ざわりで、よく熟したものは甘みと酸味のバランスに優れ、えもいわれ ぬ美味しさになる。 晩白柚は保存性が高く、皮が柔らかくなり、食べごろになるまで1ヶ月間ほど置いておける。 日本には1920年に植物学者の島田弥市が、現在のベトナムの船上で食べた柑橘があまりにも美味しくて、 サイゴンの植物園から株を分けて伝わった。しかし、当時は栽培法がわからず普及には至らなかったが、 1930年に台湾から鹿児島県果樹試験場に白柚(ぺいゆ)の株が導入され、最適産地の熊本県八代市地区 に根付き、改良が行われた結果、現在は肥後八代(熊本)の特産品となっている。
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