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スローリーな【スピーディ】


スローリーな【スピーディ】

インチキ機関の文部科学省が、今になってやっと WSPEEDI予測値
(広域汚染状況)を極一部だけ公表したようです。

<「福島第1原子力発電所(特定条件WSPEEDI)[3月25日]」>
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/10/1305799_0325.pdf

WSPEEDIとは、簡単に言うと、放射性物質、火山灰等の大気拡散状
況を迅速に予測したり、モニタリングデータ等と合わせて、放出
源や放出量を迅速に推定したりするシステムです。

性能的には日本全体を予測可能であるはずなのに、なぜか、今回
公表されたのは静岡・長野の一部から岩手・秋田の一部だけで、
しかも【3月25日までの期間限定】で、さらに、セシウム、ストロ
ンチウム、プルトニウムなどの数値には触れず、公表物質は
【放射性ヨウ素131】のみ。
しかも、原発爆発事故後2ヶ月たってからの公開とは・・・・

「福島第1原子力発電所(特定条件WSPEEDI)[3月25日]」のデータ
によると、「ヨウ素131の表面沈着量(平成23年3月25日現在)
積算値」をみると、かなり広範囲での拡散を予測しています。

最も高濃度の汚染地域(1,000,000-10,000,000ベクレル/平方メートル)
の範囲には、福島県東部(避難エリア)だけでなく郡山市北部から福島
市中心地を経て宮城県白石市南部、そしていわき市より南の茨城県北茨
城市・日立市近辺までが含まれています。

その次の高濃度汚染地域(100,000-1,000,000ベクレル/平方メートル)
の範囲には、福島県中部の大部分、宮城県の約8割、山形県の南東部、
茨城県のほぼ全域、栃木県の約5割、千葉県の北部・東部と南端部、
埼玉県の約4割、群馬県の約2割、東京都の奥多摩を除く大部分、
神奈川県の約5割、静岡県伊豆半島などのエリアとなっています。

ま、こんな感じです。

これも所詮【大本営発表】なので、参考データ程度にとらえてお
くのが、良いでしょうね。

「メルトダウンしたが、水で冷やしてるから大丈夫」とか、
「燃料棒が溶けてなくなりました」などと、”理解不能”
な事を言ってるのも【大本営発表】なので・・・・

今後もひき続き、個人、大学、自治体等の放射能測定ネットワーク
を活用して、自主的に調査をしていくのが私達大人の義務でしょう。

自主的に真実を追求し、知能や感覚をフル稼働させて「生きる」。

カオスの今、その能力を、私達1人1人が試されている気がします。

私達日本人は、これからいろいろな事を経験すると思いますが、
私達1人1人が正しい志をもって挑めば、日本はだいじょうぶです。

世界を変えたければ、まず自分が「変わる」ことからはじめてみましょう。



| 国際情勢 | 07:03 PM | comments (x) | trackback (x) |
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