2011,05,14, Saturday
![]() スローリーな【スピーディ】 インチキ機関の文部科学省が、今になってやっと WSPEEDI予測値 (広域汚染状況)を極一部だけ公表したようです。 <「福島第1原子力発電所(特定条件WSPEEDI)[3月25日]」> http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/10/1305799_0325.pdf WSPEEDIとは、簡単に言うと、放射性物質、火山灰等の大気拡散状 況を迅速に予測したり、モニタリングデータ等と合わせて、放出 源や放出量を迅速に推定したりするシステムです。 性能的には日本全体を予測可能であるはずなのに、なぜか、今回 公表されたのは静岡・長野の一部から岩手・秋田の一部だけで、 しかも【3月25日までの期間限定】で、さらに、セシウム、ストロ ンチウム、プルトニウムなどの数値には触れず、公表物質は 【放射性ヨウ素131】のみ。 しかも、原発爆発事故後2ヶ月たってからの公開とは・・・・ 「福島第1原子力発電所(特定条件WSPEEDI)[3月25日]」のデータ によると、「ヨウ素131の表面沈着量(平成23年3月25日現在) 積算値」をみると、かなり広範囲での拡散を予測しています。 最も高濃度の汚染地域(1,000,000-10,000,000ベクレル/平方メートル) の範囲には、福島県東部(避難エリア)だけでなく郡山市北部から福島 市中心地を経て宮城県白石市南部、そしていわき市より南の茨城県北茨 城市・日立市近辺までが含まれています。 その次の高濃度汚染地域(100,000-1,000,000ベクレル/平方メートル) の範囲には、福島県中部の大部分、宮城県の約8割、山形県の南東部、 茨城県のほぼ全域、栃木県の約5割、千葉県の北部・東部と南端部、 埼玉県の約4割、群馬県の約2割、東京都の奥多摩を除く大部分、 神奈川県の約5割、静岡県伊豆半島などのエリアとなっています。 ま、こんな感じです。 これも所詮【大本営発表】なので、参考データ程度にとらえてお くのが、良いでしょうね。 「メルトダウンしたが、水で冷やしてるから大丈夫」とか、 「燃料棒が溶けてなくなりました」などと、”理解不能” な事を言ってるのも【大本営発表】なので・・・・ 今後もひき続き、個人、大学、自治体等の放射能測定ネットワーク を活用して、自主的に調査をしていくのが私達大人の義務でしょう。 自主的に真実を追求し、知能や感覚をフル稼働させて「生きる」。 カオスの今、その能力を、私達1人1人が試されている気がします。 私達日本人は、これからいろいろな事を経験すると思いますが、 私達1人1人が正しい志をもって挑めば、日本はだいじょうぶです。 世界を変えたければ、まず自分が「変わる」ことからはじめてみましょう。 | 国際情勢 | 07:03 PM | comments (x) | trackback (x) | |