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<製作例>

※管理コード:HSC

【肥後虎本鍛刀・二尺九寸・超豪壮型】

清麿写し最上作の実戦型拵付き

肥後虎本鍛刀
源清麿最上作写し
二尺九寸
超豪壮型
肥後虎特別造り
肥後国八代住赤松太郎兼嗣作
本三枚鍛
以自家製鉄鍛之

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<肥後虎本鍛刀・2尺9寸・超豪壮型> ※管理コード:HSC
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肥後虎本鍛刀
源清麿最上作写し
二尺九寸
超豪壮型
肥後虎特別造り
肥後国八代住赤松太郎兼嗣作
本三枚鍛
以自家製鉄鍛之

<御刀の仕様>
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肥後虎本鍛刀
二尺九寸
超豪壮型
肥後虎特別造り
肥後國住赤松太郎兼嗣作
本三枚鍛
以自家製鉄鍛之

・刀工   :肥後國住赤松太郎兼嗣作
・鉄     :自家採取砂鉄・自家製鉄
・鍛え   :本三枚鍛・本鍛錬
・等級   :最上等級
・研磨   :最上研磨
・刃長   :88.5cm(2尺9寸2分)
・反り    :2.1cm
・目釘穴  :弐
・元幅   :約39mm
・元重   :約9.3mm
・先幅   :約32mm
・先重   :約7mm
・茎長   :約290mm (茎棟小肉付ける)
・切先長   :約100mm
・鎬幅   :秘
・刃幅   :秘
・鎬角   :秘
・棟角   :秘
・刃角   :秘
・造り    :鎬造・庵棟・大切先
・茎造り  :実戦型茎・茎棟に小肉付く
・刃文   :源清麿最上作写し
・裸身重量 :約1,583g(刀身のみの重量)

・茎表銘文
 写清麿 
 肥後國住赤松太郎兼嗣作 本三枚鍛

・茎裏銘文
 肥後虎 以自家製鉄鍛之
 平成二十八年十一月吉日
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<研磨の部>
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肥後虎最上研磨

超豪壮型 2尺9寸2分

美しい姿、優れたバランス、切味、強靭性、
地鉄や刃文の美しさ、それら全てを追及し
た最上研磨。

打卸(荒身)状態からの【成形研磨】+
【下研ぎ】+【仕上げ研ぎ】のすべて。
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<ハバキ製作の部>
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銀無垢・本ハバキ・祐乗・豪壮型
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<拵工作の部>
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■切羽:銀無垢・本切羽・2枚1組

■柄下地:実戦型柄

■鮫皮:親粒付き・本鮫皮・腹合わせ着せ

■鮫塗り:純国産・本漆塗り

■柄巻:正絹・時代黒・捻り巻

■目釘:本煤竹製・2本・垂直打ち

■拵鞘下地:実戦型・各部要所に水牛角補強入り

■鞘塗り:乾漆黒石目塗り(肥後流)

■下緒:正絹・笹浪織
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<金具の部>
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■縁頭金具:高彫り大龍・銀無垢燻し・46mm

■栗形シトドメ:銀無垢燻し

■鍔:肥後鍔・銀古美・豪壮型対応品
   
■目貫:大巻龍・銀古美・上
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<この作品に関連したコラム記事>
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年末ギリギリになって、新たな御刀が完成した。
【肥後虎本鍛刀・二尺九寸・超豪壮型】。
南北朝狙った源清麿・最上作を写した1振。
今や世界から評価を集めている実力派刀工
兼嗣刀匠と肥後虎が作り上げた究極の一振り。

『本物が持つ圧倒的な空気感を「アウラ」という。
どんな名画も、画集やパソコンではなんの感興も
起きないが、実物の前に立つと特別なアウラが迫
ってくることがある。そんな時、こう実感するの
だ。私たちは今あらゆる「情報」を手に入れられ
る時代にいるが、ここで対面しているのは
「情報」ではなく、「存在」なのだと。』

これは、淡交社の雑誌【なごみ(2017年1月)】
の4ページに掲載されている記事からの抜粋。
服飾デザイナーの堀畑裕之氏が国宝・松林図屏風
について書かれたコラムの中の一文である。

これは日本刀でも同じこと。
どんな名刀でも、写真集やウェブサイトの画像か
らではなんの感興も起きないが、実物の前に立つ
と特別なアウラが迫ってくることがある。

今回、仕上がったこの一振りも、まさにその
「アウラ」を発する作品になった。
実物を目の前にすると、刀身から発せられる神々
しいアウラに圧倒される。

機能を追求し一切の無駄を省いた姿・形、和鉄鋼
を何回も折り返し鍛錬し、もたらされた鍛え肌の
美しさ。幽玄なる刃文の美しさといった視覚情報
だけでも十分魅了されるが、それ以上に「覇気」
「エネルギー」「神聖な清涼感」といった、いわ
ゆる「アウラ」が、みる者を強烈に惹きつける。

砂鉄から、気の遠くなるような工程を経て、1振
の日本刀が完成する。その工程の中で、職人達
と鉄との壮絶なドラマが繰り広げられている。
特にこの御刀は通常の御刀の2倍以上の鋼と労力
が費やされた。

一心不乱に鉄と向かい合った職人達のスピリット
が、神々しいまでの「アウラ」を刀身から発生さ
せているのだろう。

この御刀の撮影は、私(脇田)が担当。
目視に近い画像が撮れているとは思うが、残念な
がら、その「アウラ」を画像でお伝えすることは
出来ない。

本作は、肥後虎本部事務所で展示する最高傑作を
造ろう!というコンセプトで2年以上の歳月を費
やして製作した一振。

来年1月から、肥後虎本部事務所で一般公開を開
始する。

是非、実物を目の前にして特別な「アウラ」を体
感して頂きたい。

文:日本刀デザイナー、肥後虎開発ディレクター
  脇田泰彰

<肥後虎本部事務所からのご案内>
※肥後虎本部事務所へお越しの場合は、事前に
 Eメールにてご予約の上、お越し下さいませ。
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〇価格:1540000(税別) 

この御刀について
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